建築家という職能。 建築家という人間。 建築家という生活習慣や、考え方の思考の癖。はものすごいです。 こだわりや、執着心。感覚的なセンス。 特殊な人間の才能ではないかと思う反面。 それが、逆に怖くもあります。

建築家の妻

建築家の妻が、建築家である夫の日々の名言を忘備録として残したもの

家選びの出口

はじめて家を探される方

はじめて土地を探される方

 

にとって、新鮮に思えるような、家選びのポイントを考えてみたい。

 

「家選びは出口から考えよ」

 

出口とは、最終的に家を売却するときの戦略のことで、資産として持家を考えたときに重要な考えとなる。

 

急に転勤が決まってしまった方

急に引っ越さないといけなくなってしまった方

急にお金が必要になってしまった方

子供への相続を考える方

 

それら、いづれかの場合に当てはまることが多く。

常に頭を悩ます種となっている。

その種を、悩みの種ではなく

成長の種にしたい。

 

出口から考えることのメリットは

今後、将来的に想定されるリスクが目に見えるようになることである。それは、単なる一般論ではなく、個々人の金額や数値として明確になるだろうと思います。

 

何年後に日本がどうなっているかということはわからないけれど(地価、景気含めての経済状況や災害状況なと)

 

もし、仮にいくら下がったら

どういう状況になるか

 

とか

 

シミュレーションしておくだけでも、リスクを回避することができる。

 

早めの判断を行うための基準として

ある、数値を絞り込んだ方がいい。

 

それは、簡単な事例としては

株価などがあてはまるだろうでしょう。

 

 

いくらまで、当たりをつけるか

その基準が投資家としてのシビアな一線でしょう。

 

しかし、、一般的な方が

そこまで綿密に計画をしなければならないということはありません。

 

ただ、リスクが見える化するだけで十分だと思うのです。

 

建築家が設計した家が、まれに世界遺産になることもある。

建築家が設計したがために、早期に老朽化し、廃墟となす家もある。(このパターンは非常に多い)

建築家が設計したがために、今の欲望のままの家ができてしまう。

 

将来のことを考えられる建築家は少ない。

皆、自己のなんちゃって建築論を駆使する。

 

すでに使われている言葉を言い換えたり

再定義するとか言って

 

実際のところ

何も変わっていない

 

ということが、多々ある。

 

建築家とは

その言葉巧みな才能から、

詐欺師の才能すらあるとも思われる。

 

ああ言えば、こう言う。

 

なんでも、物事をすり替えることが上手い人間である。

 

 

という事で。

建築家にお願いするのは、あまりお勧めできない。

彼らは建物の出口など考えず、自らの進退の出口。すなわち建築家としてのスタイルなどを優先するため、話にならない事が多い。

 

 

出口から考える場合は

土地の地道なリサーチや

ファイナンシャルな部分を詰めていくのがまず優先されるでしょう。