建築家という職能。 建築家という人間。 建築家という生活習慣や、考え方の思考の癖。はものすごいです。 こだわりや、執着心。感覚的なセンス。 特殊な人間の才能ではないかと思う反面。 それが、逆に怖くもあります。

建築家の妻

建築家の妻が、建築家である夫の日々の名言を忘備録として残したもの

終活をしよう鎌倉移住の決め手は谷戸のやぐらのように隠居に最適な巣篭もり生活ができそうだったから

建築家の妻です。

 

前回に引き続き

鎌倉ライフのことについて

 

コロナ影響真っ只中の最中に

鎌倉で土地を購入することになり

注文住宅の計画を着々と進めています。

 

わたしも

様々な情報を集める中で

 

鎌倉関連のブログを参考にしていました。

 

そして

これらのストーリーのほとんどは

 

もともと東京都内に住んでいる。

という条件付きが多いです。

 

「ふとした時

仕事だけの毎日に疲れていることに気づき

情報に囲まれることに嫌気が差す。」

 

 

そしてなんとなく

自然に惹かれて鎌倉(湘南エリア)に移住する。

 

 

通勤は多少長くなるけど

読書の時間が取れるなど

 

実は良い側面があることに気づく

 

「普段のふとしたことの

大切さに改めて気づく」

 

など

都内と比べて

 

ガラッと

 

価値観が変わった体験談として

語られていることが多いように思います。

 

ゆったりとした時間を過ごす。

 

そして、自然を謳歌できる

なんかハッピーになる。

 

 

そんなことが

あるわけが。。

 

本当なのかなぁ。。。

 

と疑いの目が晴れないのですが

 

 

わたしたち自身も

東京からの移住者であることは間違いなく。

 

これらの経験者が語る系のブログから

ただならぬ影響を受けていることも

間違いないでしょう。

 

 

ただ鎌倉ありきの

移住ではなく

 

どちらかというと

「東京からどうやって脱出するか」

「東京以外のどこで生活ができるか」

 

ということを

考えていたように思います。

 

まるで隠居のような

生活を夢見ていたので

 

快適に巣篭もりできる

環境を求めていたところ

 

鎌倉ならではの地形として

谷戸という

 

谷が細長く奥まで

続いている

 

地形に魅力を感じたのです。

 

もちろん鎌倉だけではなく

湘南エリアであれば

 

逗子なども谷戸と呼ばれる

地形は存在しています。

 

 

ただ

鎌倉の

その緑の距離感が

非常に気に入ったのです。

 

 

東京から東西南北

関東圏はたくさん候補地がありましたが

それは以前投稿した

土地を探す編

 

で候補地についてはお伝えしました。

 

そう世間から離れつつも

ある程度の距離感をもちたい。

 

 

しかし、なぜ

そもそも

「若くして隠居したい」

という心理になったか

というと

 

ざっくりですが

 

「人生における

”自分”の時間を最高に楽しみたい」

と考えたからです。

 

かなり

自分勝手ですが

本気でそのように

思うようになっていたのです。

 

 

これまで

・社会から搾取されすぎたのでしょうか?

・仕事をやり尽くしたのでしょうか?

・完全燃焼したということ?

・期待されすぎたのでしょうか?

・プレッシャーが大きかったのでしょうか?

・やりたいことが見えなくなったのでしょうか?

 

うーん

どれも当てはまるといえば

当てはまります。

 

これは話が長くなりそうなので

何回かに分けてお伝えしなければならないと

思っています。

 

 

ただ

今は

「誰かのために時間を使うのではなく

自分のために時間を使いたい。」

 

そう思っていて

これからずっと

 

自分のために時間を使う人生を過ごす。

のかもしれないし

 

途中から

やはり

誰かのために

 

自分の能力を発揮したい。

と思うのかもしれません。

 

それは

今は答えられないです。

 

ただ

鎌倉移住を決めた

(まだ移住はしていないけど、これから家を建てる)

今の段階では

 

隠居が目標であり

隠居に最適な巣篭もりができそうな

 

そういう場所を見つけたかった。

 

 

それが

鎌倉の谷戸のやぐらのように

 

鎌倉の歴史: 谷戸めぐりのススメ

 

 

時間の流れが

まるで止まったかのような

 

世間とはことなる

空間の質

を持った

 

特殊な空間を見つけてしまったから。

これが鎌倉移住の決め手ではないかと

そんな風に思えてやまない。