建築家という職能。 建築家という人間。 建築家という生活習慣や、考え方の思考の癖。はものすごいです。 こだわりや、執着心。感覚的なセンス。 特殊な人間の才能ではないかと思う反面。 それが、逆に怖くもあります。

建築家の妻

建築家の妻が、建築家である夫の日々の名言を忘備録として残したもの

建築仕事の選択方法・無用の設計力

価値観の違いによる仕事の選び方について
話をしたいと思います。

 

今回話をしたい価値観とは

複雑なものではなく


すごく単純なことです。

それは

①お金

②時間

のこと


それら2つのことは,よく天秤にかけられます。
それらは相反する性質をもったものです。


建築分野の設計職には,仕事時間の際限がありません。
設計だけでなく,デザインに関わる仕事
創造的な能力を必要とする

 

建築の設計力

建築設計教室

機械を設計してみよう!: 設計現場で必要な基礎事項をまとめてみました

あらゆる職種に当てはまるのではないかと思いますが


ちょっと考えていることがあるようなので

書いていきたいと思います。

 

設計職というのは

時間に際限がありません。

ついつい、色々な検討に時間を使ってしまい、いつのまにか深夜まで仕事をしていた。

 

仕事だとは思わない。

面白くて仕方ない。

全然苦にならない。

など、、肯定的な見方があるのはもちろん認めますが。

それが不思議でならないのです。

 

人生における、仕事の割合が多すぎる。

仕事漬けの人生。

 

それで、本当にやっていけるのでしょうか?

 

独り身の結婚できない男

のような人であれば良いのかもしれません。

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女性版、結婚できない男

の方もいるかもしれません。

 

まだ結婚できない男 Blu-ray BOX

 

人生の様々なライフステージにおいて

この上なく建築のみに、時間を捧げることができていれば

その行為が幸せであれば

その方は幸運かもしれません。

 

知らぬが仏です。

奔僧記 知らぬが仏じゃいられない

 

 

しかし、建築業界を様々に経験して、考えてきた方であれば。

このあたりの理解が得られるかもしれません。

 

大学教育で教えていない

建築業界の真実を

 

本当に幸せな生活を送るための

時間の使い方

を学ばなくてはいけません。

 

その真実は

建築設計の業界は

肉体労働である

ということ。

精神労働と肉体労働―社会的総合の理論 (1975年)

 

肉体労働とは

時間を捧げること

 

その対価として

お金が湯水のごとく

いただける会社もあれば

いただけないブラックな会社もあります。

 

見方によれば

お金を湯水のごとくいただける会社の方がブラックかもしれません。

ひたすら、時間を奉仕し続ける人生を歩ませるからです。

 

逆にブラックである方が、見切りがついて良いのかもしれません。

 

そんなこんなで

建築界は肉体労働で

時間を浪費し続ける

 

学生の頃の、優秀な学生は皆

建築設計という、限られた人しか

設計することを許されない世界に

憧れて入ってきます。

 

 

なかなか

酷な世界だと

 

今でも思います。

 

建築を学んでいる方

建築を生業としている方

 

どうか

もう一度

 

考え直してみるのも

1つの手だと思います。

 

自分の

きちんとした、

生活

 

生の活動

 

人としての営み

を見つめ直すことから

 

もう一度、良き人生が見つかることでしょう。