建築家という職能。 建築家という人間。 建築家という生活習慣や、考え方の思考の癖。はものすごいです。 こだわりや、執着心。感覚的なセンス。 特殊な人間の才能ではないかと思う反面。 それが、逆に怖くもあります。

建築家の妻

建築家の妻が、建築家である夫の日々の名言を忘備録として残したもの

コロナ影響により2020年内に完工できない?!住宅の着工が遅れる「悪循環10の連鎖反応」

建築家の妻です。

 

コロナ影響が収束し始めて、世の中が動く兆しが見え始めていますが。

新築住宅の着工の遅れが顕著になってきました。

 

人の動きが止められることにより

 

仕方がないことですが

ほぼ全てのショールームが閉鎖されています。

そのことによる影響をお伝えしたいと思います。

 

 

  1. ショールームの閉鎖

  2. 現物確認ができないので不安。

  3. 水回り(キッチン、浴室、洗面器、トイレなど)が確認できない

  4. 仕上げ材(フローリング、クロス、タイルなど)が確認できない

  5. 造作系建材(手すり、扉、棚など)が確認できない

  6. サンプルが届かない

  7. 詳細図が決まらない

  8. 設計がまとまらない

  9. 施工金額が決まらない

  10. 発注ができない

 

というのも

ただいま

我が家が絶賛新築計画中で

 

今まさに設計中

年内竣工に向けて

急ピッチで作業を進めてもらっていました。

 

これから確認申請

工事着工というところ

 

目標に向かって

動いている最中だったのですが。

 

1.ショールームの閉鎖

3月末頃、4月からショールームが閉鎖され

その影響が出てきています。

 

5月も閉鎖

6月から再開してもらえるとよいのですが

 

オンラインで3D体験のショールーム内が見れたりしますが

注文住宅の醍醐味である

 

選ぶ喜び

迷う楽しさ

 

をまだ十分に味わえていません。

これから注文住宅を建てる方も

少なくないと思います。

 

今、本当に大変ですよね。

はやく色々見たいよー


2.現物確認ができないので不安。

ショールームが閉鎖されることで

現物確認ができません。

 

建築家の夫は

もともと建築の知識があるので

わかったような気でいるみたいですが

 

素人の私は

なかなか理解できないことも多く

 

実物で

見たり

触ったり

色を確かめたり

したいのです。

 

家は大きな買い物ですし

きちんと確かめた上で選びたい。

 

けれどそれが叶わない現実

とても不安です。


3.水回り(キッチン、浴室、洗面器、トイレなど)が確認できない

まず真っ先に考えるのが

水回り商品です。

 

特にキッチンには

キッチンだけは

こだわりたいと

思っていたのです。

 

メーカーもたくさんあるし

ショールームに行って、使い勝手やお掃除のしやすさなど

確認したり、教えてもらったり

したいなと思っていたのです。

 

なんなら、

ショールームを見に行って

感想などをまとめたいなとも思っていましたし。

 

お風呂は浴槽の広さとか

お湯の入っていない浴槽に入って

 

実際の使用感を

イメージしてみたり

したかった。

 

洗面器は

形が本当に様々ですよね。

ボウルや水栓

鏡の種類

 

組み合わせも多種多様ですし

使い勝手の良いものを

選びたいところ。


4.仕上げ材(フローリング、クロス、タイルなど)が確認できない

納期もそれほど長いわけではなく

割と着工してからでも

変更の融通が効きそうな仕上げ材

 

正直

現物なしで

決められない

 

というか決めたくない。

 

これから長きにわたり

ご一緒するモノたちだから

 

きちんと選びたいのです。


5.造作系建材(手すり、扉、棚など)が確認できない

造り付けの家具たち

戸建住宅であれば

 

建物の形にあった

サイズのもの

質感の素材

 

を組み合わせたり

コーディネイトしたいですよね。


6.サンプルが届かない

人件費削減なのか

なかなかサンプルが届かない

 

現地で見たいと思っていたが

叶わないので

 

そうすると

サンプルを取り寄せたいと思っていましたが

 

カタログ請求も

時間がかかる模様

 

八方塞がりではないか。


7.詳細図が決まらない

水回りや仕上げ材などが決まらない

あるいは

仮決めになるので

 

詳細図がいつまでたっても

決まらない。

決めれない。


8.設計がまとまらない

詳細図が決まらない

それは

つまり

なかなか設計がまとまらないのです。

 

これは致命的

 

いやっ

設計でどうにでもなるでしょう

と思うところですが

 

様々な機具のサイズや

仕上げ材のピッチ、厚み

などで設計が変わってくるので

 

早く決めたいということらしい


9.施工金額が決まらない

設計図がないということは

正確な見積もりができない

 

それは

つまり

 

建物金額、施工金額

が決まらないということである。


10.発注ができない

設計図が決まっていないのだから

金額が定まらず

モノの発注ができない

 

工事が止まってしまう可能性があります。

 

 

 

ということなど

コロナ影響により2020年内に完工できない可能性もあり

住宅の着工が遅れてしまう

悪循環10について

かなりざっくりとお伝えしてきましたが

 

それぞれの段階で

 

問題が生じてくる。

 

 

各メーカーの

ショールームの存在が

 

これ

結構大切な場所だな

とつくづく思う。

 

やはり現物なしで

物事は進められないのだと

 

3Dなど

仮想現実がいかに

 

進歩しようとも

素材の質感を感じることは

難しい。