こんにちは、建築家の妻です。
わたしたち夫婦は都内勤務であり
ライフステージの変化、QOL(クオリティ・オブ・ライフ)の考え方など
人生において、幸福度を高める生き方を模索する中で
これから家を建てたいなと漠然と考えておりました。
この記事は首都圏にお住いの方で東京都内で働く方に参考になればと思っています。
土地を探す(湘南編) ♯006
まず結論から
わたしたちは神奈川県鎌倉市に家を建てることを最終的に選びました。
首都圏の中で東西南北どこに住みたいか。
どういう観点で
篩に掛けていったかをお伝えしたいと思います。
- 藤沢
- 鎌倉
- 逗子
- 葉山
1. 藤沢
- 勝手にTHE湘南だと思っている。
- 津波の心配、海までの近さを考えて、本鵠沼エリア一択だと思っている。
- やはり豪邸?別荘?が多い
- 隣地の借景が得られる。
- 駅前が賑やか、百貨店もある。
- なんといっても鵠沼海岸の景色が最高。夕日が楽しみ。
- 東海道線が便利
2. 鎌倉
- 社寺仏閣が多い。
- 自然が深い。
- 季節感がすごい
- 海よりも山のイメージ強し。
- 隠居感。隠れ家のような住まい。
- 海街ダイアリー。
- 個人商店のお店が多い。
- カフェがお洒落。
3. 逗子
- ワンマイルビーチ
- 人が少なく、落ち着きがある。
- コンパクトに色々な施設が集中している。
- 逗子駅周辺は賑やかで、久木エリアは高級住宅街の落ち着き、桜山はどちらかというと明るいイメージがある。それぞれ雰囲気が異なる。
- 京急線と横須賀線の2沿線が利用でき、どちらも始発電車がある。
4. 葉山
- 御用邸があり、別荘地として最適。
- 一色海岸で過ごす、ゆったりとした時間がタイムレス。
- 富士山に対して、相模湾に対して眺めの良い向きに海岸がある。
- なんか町全体がちっさくて、かわいい。
- 個人経営のお店が多い。
どうやら湘南という魔物に取り憑かれたようです。
相模湾に対する海岸線。海・山。
ゆったりと過ぎる時間。
湘南タイムスという雑誌も悪魔的です。
正直なところ
この中であれば、どの場所も魅力的で選ぶことが難しいです。
これまでは海よりも山派でしたが、逗子や葉山の海岸線を歩いた時に
海も悪くないなと思いましたし
歩いていけるプライベートビーチというものに憧れもありました。
よくよく考えると
海が重要なのではなく
どこか、東京とは違う、
どこか地方の田舎とも異なる。
心地よい時間がありました。
「所有欲を満たせる」というのが言い得ているのかもしれません。
しかし、土地を探すのには本当に苦労しました。
土地というのは、住みたい町から選ぶべきであるが
それ以前に、住みたい土地であることが大前提です。
日当たり。
そこから見える景色。
近隣の家。
街並み。
通学路。
近くのパン屋。
小さな公園。
街角の大木。
など様々な、その場所にしかない良いところに目を向けていく。
徐々に土地固有の魅力を探すことにシフトしていく。
街のイメージというのはあくまでスタート地点にしか過ぎず
住んだ後の具体的なイメージは
土地無しで語ることはできないはずだからです。