建築家という職能。 建築家という人間。 建築家という生活習慣や、考え方の思考の癖。はものすごいです。 こだわりや、執着心。感覚的なセンス。 特殊な人間の才能ではないかと思う反面。 それが、逆に怖くもあります。

建築家の妻

建築家の妻が、建築家である夫の日々の名言を忘備録として残したもの

我が家で除湿乾燥機「カライエ」(ダイキン)が無条件で採用になった理由

前回に引き続き

空調関係で考えていることをまとめていきます。

 

今回はエアコンではなく

「除湿乾燥機カライエ(ダイキン)」を採用した理由について

 

部屋干しするために浴室乾燥機を利用することがあると思います。

浴室乾燥機ってユニットバスのオプションとして設置するのですが

 

このようなオプションの空調設備機械って

どうせ何年後かに修理必要になり、また相応のお金を払わないといけないのですよね。

 

・設置するためのオプション価格で約11万〜35万円。

プラズマクラスターやミストなど、多機能になればなるほど価格は上がります。

 

安くても10万円ちょっと。。

高い、高い、高い!!

 

住宅のトータル金額と比較したら10万くらいなんて安い、、

なーんて思って

 

よくやってしまいがちな失敗なんですが。。

「ちょっと安いかも。」と思っていたら

その時は黄色信号!!

金銭感覚が麻痺してきていて少し心配ですね。

 

 

こういうオプションなどで

雪だるま式に

機能を付加していくのって

 

なんか嫌なんですよね。

 

限られたメーカーしか販売していないので

当然価格も上がりますし、客側としては浴室乾燥機をわざわざ設置するメリットはあまり無いと思っています。

 

とはいえ乾燥機は欲しい。

梅雨場の洗濯、お風呂上がりの湿気対策など。住宅設備としては必要なのです。

 

そうして悩んでいたところ

発見したのが

床置きというか、、家電的に使用できるコンパクトな「除湿乾燥機」

どのくらいの能力があるのかは製品によるのですが

 

正しく製品を選べば、必要十分な機能は備わっています。

ただ1日6ℓまで除湿可能とか、水量に制限があったりするんですよね。

 

直感が良いあなた!

 

 

そう

除湿乾燥機は「水」を機器に貯めているんです。

 

ということは

水は捨てないといけないですよね。

 

毎日捨てないといけない

ということではないかもしれませんが

 

 

 

少なくとも2、3日に1度は水捨てが発生します。

頻度や、稼働時間にもよると思うんですが

 

排水はセルフサービス。。

なんて。

 

ちょっと面倒臭い!!

いやっ、かなりめんどくさい!

 

それだったら10万払って浴室乾燥機だけ付けよう。そんな選択ももちろんあります。

ただ生涯ランニングコストで見たときに

住宅設備は数年後の更新に金額がかかります。

最初の、目先の金額にとらわれてはいけません。。

 

そこで見つけたのが

 

今回採用となったカライエ(ダイキン)です。

この製品の特徴としては

 

・コンパクトなサイズ感

( 高さ299×幅437×奥行190mm)

・水捨て不要の連続排水

・室内湿度を”24時間”自動制御

 

 

 

www.daikinaircon.com


住まい向け除湿乾燥機 カライエ コンセプトムービー 【ダイキン】


 

本体サイズがコンパクトといっても

洗面所など狭い場所に設置するとやや大きく見えます。

( 高さ299×幅437×奥行190mm)

 

ただ奥行き190mmは床置きエアコンより少し小さいですし

高さは299mmですので

洗面所のちょっとしたところに設置できそうな気はします。

 

 

連続排水を活かして、別荘の日々の空調機として導入していたりする事例がありますが

自宅でもジメジメしそうな場所に設置するのは、手入れが楽ですし、かなりメリットありそうですよね。

・小屋裏部屋

・倉庫、クローゼット

・地下室

・床下

などなど、頻繁に行かない場所を常に除湿するのに向いているようです。

 

我が家では小屋裏収納があるので

その場所の除湿乾燥機としてカライエを採用することにしました。

 

あともうひとつの大きなメリットがあるのですが、

実はこの製品

”外気”をまったく導入しないのです。(空気の入れ替えは行わない)

湿気は水として排水するだけ。

 

仕組みを簡単に説明すると

  1. ”室内”の空気をカライエに取り込む。
  2. 取り込んだ空気の湿気をカライエ内で除湿する。

  3. 除湿されたカラッとした空気は”室内”に戻る。(ここがポイント)
  4. 除湿したことにより発生した水分はドレン管で外へ排水。
  5. 除湿したことにより少しだけ熱が発生する。(これは他の乾燥機と同じですよね)

つまり、空気の入れ替えはまったく行われていない。

「部屋の空気中の湿気をカライエで集めて、水分のみ、お外に排出する。カラッとした空気は室内に返す。」

 

 以下の状況であれば、カライエ導入のメリットがあります。

・屋根からの熱気により、湿気が溜まりやすく、たまにしか行かないが、空気は調整しておきたい。(小屋裏部屋など)

・扉の開け閉めを頻繁にしないため、空気がこもりがち。(倉庫など)

・毎日水を使う場所、水気の多い場所。 (洗面所など)

 

こういう場所にカライエを設置するのが一番適しています。

「連続排水、24時間運転、手間いらず」

かゆいところに

本当に手がとどく製品かと思います。

review.kakaku.com

 

 

さらに気になるのは

浴室乾燥機の代わりとして

この「カライエ」を除湿乾燥機として使用することができるかというところですが

 

「パワフル運転で湿度50%設定が可能」とのこと

 

果たして何%の湿度で衣類乾燥ができるのか

ちょっと、気になりましたのでgoogleにて調べてみました。

 

すると衣類乾燥に適した湿度環境として

「湿度40%〜60%」が理想とのこと

prtimes.jp

 

つまり

「カライエは”パワフル運転で50%”の湿度調整が可能であるため、衣類乾燥機として十分利用できる」

と理論的には考えて良いと思います。

 

 ただ、送風できる製品の方が乾燥機としては適しているのは間違いないかと思います。

(衣類乾燥機は除湿の機能ももちろんあるのですが、送風も結構大切な機能です)

 

 

なので

色々なレビューを見ていると

カライエは衣類乾燥機としての評価が低くなっています。

 

それもそのはず

この製品の特徴からすると

「”乾燥機”としての機能を期待してはいけないような気がしました。

 あくまで”除湿機”なので」

 

部屋の湿度の24時間自動制御としては

間違いない製品かと思いますが、”送風機能”がないので、乾燥機としての役割はいまひとつかもしれません。

 

使う用途を考えてから

カライエの特徴を理解して製品を選ぶのが賢明かと思いました。

 

また、建物が出来て設置したら、レビューしたいと思います。

 

 

・部屋の除湿乾燥機と

・衣類の除湿乾燥機(衣類乾燥機)

 

は用途もまったくの別のものですので

次回は、衣類乾燥機について考えてみたいと思います。

 

 

architect-wife.hatenablog.com

 

空調について気になる方は

是非こちらもご覧いただければと思います。

 

architect-wife.hatenablog.com

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